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    【解説】画像の加工方法について【実例】

     このブログで使用されているキャプチャ画像の ほとんどは、実は本来の画像(キャプチャした直後の状態)では ありません。綺麗に見えるように大幅に加工しています。この記事では、どういう加工をしているのか実例を挙げて解説して行くので、興味のある方は御覧下さい。


    ◆切り落とし & リサイズ◆
    ↓これがキャプチャした直後の『無加工』状態です。昔のセル画アニメのDVDだと、基本的に こんな感じで画面全体に まんべんなくノイズが入り、ザラザラしているというか、うす汚れている ように見えます(拡大して確認して下さい。png画像です)
     また、画面の上下左右(特に左右)に常に黒い部分があります(昔のテレビだと、フレーム外に はみ出して映らない余白部分)。
    画像の加工方法1

     まずは画像の端の黒い部分を切り落とした後、縦が500pixになるように画像サイズを変更(リサイズ)します。『無加工』状態だと640x480pixで、これを そのまま拡大すると667x500pixになります。が、この画像の場合は、黒い部分を切り落とすと650x500pixになります。


    ◆明るさ・コントラスト調整 & ノイズ除去◆
     ノイズが目立たないようにする為、全てのDVD映像はワザとソフトフォーカスを掛けて画像をボヤけさせています。特にDVD黎明期にDVD化された作品には、凄まじく強烈なソフトフォーカスが掛かっているので、無加工のキャプチャ画像はボヤケまくって非常に見づらいです。

     そこで、切り落とした画像の『コントラスト』を強く(高く)します。コントラストを強くすると、主線や『色の境界線』が目立つ(クッキリと見える)ようになりますが、ノイズの境界線も鮮明になるので、当然ノイズが凄く目立つようになります。

     あと、コントラストを強くすると、明るい部分は より明るく、暗い部分は より暗くなります。その為、元々明るめの画像は非常に まぶしく、元々暗めの画像は真っ暗になって、共に良く見えない状態になってしまいます。

     なので まず『明るさ』を調整し、明るい画像(湯気で真っ白の入浴シーン等)は暗くしてから、暗い画像(電気が点いてない夜中のシーン等)は明るくしてからコントラストを強くします。


     明るさとコントラストを調整したら、『ノイズ除去』を行います。Photoshop等の写真修正ソフトには大抵『ノイズ除去』や『ノイズ軽減』といった機能があるので、これを使います。

     正確な事は分かりませんが、一定の範囲が同じ色で塗られているエリアに『微妙に異なる色の ごく小さなエリア(ノイズ)』が存在すると、そこを周囲の色で塗り潰しているみたいです。他にも、『色の境界線』を中間色で塗り潰し、境界線が目立たないように しているようです。

     『ノイズ除去』を強く掛けるほど、画像全体がベタ塗りっぽくなり、ザラザラした感じのノイズが綺麗に消えます。また、色の境界線が曖昧になるので、ブロックノイズが目立たなくなります。

     ただ、『ノイズ除去』を強く掛け過ぎると、目のアンダーライン、まつ毛、鼻、口、髪、服のシワ、等の『細い線』がノイズと一緒に消されてしまったり、背景の壁の模様などが無くなって不自然に見えたりするので、そういう場合は『ノイズ除去』を弱めにします(多少ノイズが残るのは諦める)。


    ↓切り落とし後、明るさとコントラストを調整したのが上側の画像。その画像を更に『ノイズ除去』したのが下側の画像(実際に記事に使用した物)です。比べてみると、『ノイズ除去』の効果が一目瞭然だと思います(拡大して見比べて下さい)
    画像の加工方法2

     明るさ・コントラスト調整の恩恵が最も分かり易いのが、『湯気で真っ白の入浴シーン』です。実例で見てみましょう。

    ↓これがキャプチャ直後の『無加工』状態です。元の絵が判別し易いように、真っ白という程でもない画像を例に選びましたが、本当に画面全体が完全に真っ白で、全く何も見えないようなクソッタレな入浴シーンでも、調整すると結構 裸がハッキリ見えるように なったりします。
    画像の加工方法3

    ↓上の画像を明るさ・コントラスト調整したのが この上側の画像で、それを更に『ノイズ除去』したのが下側の画像です(拡大して見比べて下さい)
     『ノイズ除去』が強過ぎると着物のシワが消えてしまうので、この画像は弱めに『ノイズ除去』を掛けています(だからノイズが少し残っている)。
    画像の加工方法4

     あまりにも着色が薄過ぎて ほとんど見えない乳首や、強烈な湯気で存在の有無すら確認 困難な乳首も、明るさ・コントラスト調整で鮮明に見えるように なったりします(重要)。



    ◆ダスト除去 & 各種の手作業 修正◆
     『ダスト』とは、セル画に付着した目に見えない極小のホコリや繊維クズ、セル画 表面の目に見えない微小な傷などが原因で起こるノイズの一種です。白または黒の『斑点』や『引っ掻き傷』みたいに見えます。

     セル画アニメには、程度の差はあれ必ず存在します(最初からパソコン上で原画を描いて彩色している最近のアニメには、基本的に存在しません)。

     作品にも よりますが、少ない作品でも1枚の画像に平均2~3個、多い作品だと1枚に平均20~30個ぐらいのダストがあります。『ノイズ除去』機能で消えてくれる物も多少ありますが、ほとんどのダストは『ノイズ除去』では消えないので、手作業で1つずつ消して行くしかありません。

     画像を拡大してダストの すぐ近くの色を拾い、極小エアブラシを使って その色でダストを塗り潰します。ベタ塗りしてある部分なら1つ10秒ぐらいで簡単に消せますが、ダストが主線と重なっていたり、複雑な模様やグラデーションの上に存在すると、1つのダストを消すのに10分以上 掛かる事が良くあります。


    ↓上側は『ノイズ除去』まで終了した画像(ダスト除去はしていない)で、それを更に『ダスト除去』したのが下側の画像です(拡大して見比べて下さい)。上側の画像には全部で10個のダストがありますが、どこにあるか分かるでしょうか。右側の背景に8個、左側の背景に1個、アゴの線の上に1個です。これらを全部 手作業で消しています。
     この画像1枚を『ダスト除去』するのに10分程度 掛かりました。背景のグラデーションが複雑で面倒でしたね。
    画像の加工方法5

     『ダスト除去』の時、ついでに他の『見苦しい部分』も修正します。具体的には、セル画の『塗り残し部分』、『塗りが はみ出した部分』、『色ムラが出来た部分』、『色が剥げたり変色したり、シミが出来たりした部分』、『ゴースト ノイズ』等です。

     ただ、あまりにも完璧に修正し過ぎると、セル画らしさが失われて かえって不自然に見えるので、特に目立つ部分だけを綺麗に修正し、他はワザと ほんの少しだけ『見苦しさ』が残るように微調整します。

     上の『ダスト除去』例の画像だと、右腕の肘と手首の間ぐらいの位置(背景に接している側)にある、白っぽい ノイズ(ゴーストの類?)が目立つので、そこだけ綺麗に修正してます。

     ネットで拾った画像を綺麗に加工する場合、『ノイズ除去』機能だけだと主線に近い位置の jpgノイズは ほとんど消えないので、これも『ダスト除去』と同様に手作業で地道に消して行きます。


    ◆画像を繋ぐ◆
     サービスシーンに良く見られる、足元から頭上までアップでスクロール表示する(カメラをパンする)ような映像は、複数の画像としてキャプチャしてから1枚の画像に繋げます。

    ↓Photoshop Elements10 を使用して画像を繋ぐ様子(拡大して見て下さい)。台紙(背景)の上に3枚の画像(レイヤー)を重ねているのが分かると思います。3枚目は半透明にしています。
     こうやって、下の画像とピッタリ重ねてから、元の不透明な状態に戻します。そして、キャプチャ画像 端の黒い部分を消しゴムで消して、『繋ぎ目』を分からなくします。
    画像の加工方法6


    ◆カラーバランス調整◆
    ↓上の『画像を繋ぐ』の例で、実際に繋いだ画像がコレ。『繋ぐ』のと『切り落とし & リサイズ』だけを行った状態で、これが本来の(DVDで再生した時と同じ)色合いです。
    画像の加工方法7

    ↓上の画像に『明るさ・コントラスト調整』を行って『ノイズ除去』し、『カラーバランス調整』を行うと こんな画像になります。これが実際にブログの記事に使用した画像です。色合いが全く違って、見た時の印象も まるで違うと思います。
    画像の加工方法8

     このブログの画像加工の話に限定して言えば、カラーバランス調整は『本来「白」である部分を、出来る限り「白」に近付ける』方向で、画像全体の色のバランスを変化させる加工を指します。

     上の『カラーバランス調整』例の画像は、本来なら(日中の明るいシーンでなら)眼帯の部分が ほぼ純白に近い色なのですが、夜のシーンなので画像全体に『青緑色のフィルタ』が掛けられています。その影響で眼帯も青緑色に染まっています。

     そこで『カラーバランスの補正』という機能を使い、『本来「白」である部分』(眼帯)を指定します。すると、白に重なっている色(この場合は青緑色)は不要な色と判断され、画像全体から同じ割合で取り除かれます(正確には、青と緑が弱められる)。


     上の例の眼帯部分のように、画像の どこかに『本来なら純白に近い部分』があると、クリック1発で かなり本来の色合いに近い状態に戻す事が出来ます。
     多少 色の混ざった白を指定しても、そこそこ本来の色合いに近付ける事は出来ます。そこから先は『レベル補正』という機能を使い、手作業で赤・緑・青の割合を微妙に変化させてカラーバランスを調整します。

     灰色や黒を指定しても『カラーバランスの補正』が上手く行く事がありますが、白の場合に比べて極端に成功率が低いです。
     画像の中に『本来「白」である部分』が存在しない場合は、肌色の部分を指定して『肌色補正』という機能で本来の色合いに近付けます。


    ↓上側は『本来の色(カラーバランス調整を全く行っていない)』で、それに『肌色補正』を行ったのが下側の画像です。影になっていなくて、極端に光ってもいない肌の部分を補正の基準に指定します。
    画像加工の方法 肌色補正

     『肌色補正』は『カラーバランスの補正』と比べて、自分のイメージ通りの色に調整するのが難しいので、管理人は あまり積極的には使いません。
     ただ、『カラーバランスの補正』では どうにもロクな色にならない場合は、『肌色補正』を試してみるとアッサリ上手く行く事があったりします。



    ◆合成による障害物の消去◆
    ↓この画像は、本来の映像中には存在しない場面です。3枚の画像を合成して、1枚の画像を捏造しています。
    画像加工の方法9

    ↓これが上の捏造 場面の本来の映像。本来の状態だと手前から女子が走って来ていて、向こう側にいるヒロイン達の水着姿が隠されてしまいます。この走って来る女子が目障りなので、この女子が映っていない部分だけを繋ぎ合わせて、画像から消去したワケです。
    画像の加工方法10

     上の例のように派手な捏造の場合は画像の傍に注意書きを入れますが、『顔の前をヒラヒラ舞っている花びら が目障りだから、合成して消した』程度の ささやかな改変については、基本的に いちいち説明しません。

     なので、『俺が持ってる画像にある(キャラを隠す)障害物が、このブログの画像には無いな』と思ったら、合成で消されている可能性を考えて下さい。


    ◆まとめ◆
     簡単に まとめると、このブログのキャプ画像の ほとんどは、

    1. (必要があれば)画像を繋ぐ。または合成で障害物を消す。
    2. 切り落とし & リサイズ。
    3. 明るさ・コントラスト調整
    4. ノイズ除去
    5. ダスト除去 & その他の『見苦しい部分』を修正
    6. カラーバランス調整


    …という順番で加工した上で うpされている。最近のアニメ(フルデジタル作品)は『 5 』が無いだけで、それ以外は同じ。

     ブログ開始 初期の記事(セーラームーン等)に使用された画像は、4~6が行われていないので、今見ると結構 汚い…(;´A`)

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